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キスシーン撮影で現場が止まる理由|同意のズレがトラブルになる瞬間

2026年度の案件もちらほら。皆さんの認知度も少しずつ、意識が高い方もお問い合わせも多く、感謝しております。

現場の緊張を解くのは、演出家や監督の説得力ではなく「段取り」です

ハラスメント対策はしている。
説明もしているし、ルールもある。

それでも現場が止まる。
判断が曖昧になる。
空気が固まる。

この違和感、感じたことはありませんか?

問題は「意識」ではなく「設計」です

多くの現場で起きているのは、
「理解しているのに動けない」という状態です。

共有はされている。
打ち合わせもしている。
資料もある。

それでも、
・どこまでやっていいのか分からない
・誰が判断するのか曖昧
・確認のタイミングが不明確

こうした“迷い”が残ったまま進んでしまう。

気持ちの問題では無いのです。

現場が固まるのは、信頼不足ではありません

よく「信頼関係が大事」と言われます。

もちろんそれは前提として重要です。

ただ、実際の現場で止まる理由はそこではありません。

また、適切な構造なしに、信頼を強制することも負担を増やす原因の1つです。

問題は、
「具体的な動き方が決まっていないこと」です。

必要なのは「安心感」ではなく「具体的な段取り」

現場で本当に必要なのは、
安心できる空気ではなく、迷わず動ける設計です。

アクションシーン、殺陣が必要な場面では、これまでも行ってきたのではないでしょうか。


例えば、
・触れる範囲はどこまでか
・どういう流れで動くのか
・どのタイミングで確認するのか
・誰が最終判断をするのか

これらが具体的に整理されているだけで、
現場の迷いは大きく減ります。

そして結果的に、
パフォーマンスへの集中が生まれます。

「対策している現場」ほど、設計で差が出る

ハラスメント対策の資料を整えている現場は増えています。

ただ、それが「保存されるだけ」になってしまうと、
実際の変化にはつながりません。

重要なのは、
現場の動きとして機能しているかどうかです。

知識ではなく、行動。
意識ではなく、設計。

ここに踏み込めるかどうかで、
現場の質は大きく変わります。

早めの相談が、現場を止めない

映像でも舞台でも、段取りは、直前よりも事前の方が柔軟に設計できます。

お早めにご相談いただくことで、
現場に合わせた形で整理することが可能です。

オーディションの募集の段階でご相談される方もいらっしゃいます。

直前対応では難しい部分も、
事前であれば選択肢を広く持てます。

まだ脚本が、完全に仕上がっていなくても、ご安心ください。

プロットの時点から、一旦お話をお聞きすることも可能です。

Intimacy Coordinatorとしてできること

私は、Intimacy Coordinatorとして
「守る」だけでなく「止めない」現場づくりをサポートしています。

・事前設計
・動き/接触範囲の整理
・合意形成の進行
・確認フローの構築

俳優・演出・制作、それぞれが迷わず動けるよう、
具体的な段取りとして現場に実装します。

映像でも舞台でも、ドラマや映画の規模にかかわらず、またオペラやミュージカル、演劇作品でも。

ご相談について

必要な場面があれば、ご相談ください。
オンラインでの対応も可能です。

現場の状況に合わせて、最適な形をご提案いたします。

なんとなく、気になったまま、ついハラスメント研修でやったつもりに。

これをやめることが大切な第一歩です。

 

Kaoru Kuwata

演技指導歴20年以上。ムーヴメント専門家・アレクサンダー・テクニーク指導者としても、プロの俳優や歌手、ダンサーの身体表現を幅広くサポート。 現在は、ニューヨークでの実地研修を経て、IDC認定インティマシー・コーディネーター(ディレクター)としても活動中。 舞台・映像・教育現場など、多様な現場における“演出の意図”と“俳優の安心”を両立するため、動きの整理と振付を通して現場を支えています。 ブログでは導入事例や現場での変化も発信中です。 映画監督・演出家・俳優の皆様に向けたお役立ち情報をシェアしています。現場に必要かどうか、まずはご相談ください。

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