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舞台稽古で「とりあえず動いて」が続くと、なぜ進まなくなるのか

2026年のご相談も増えて参りました。

様々な映像、舞台、作品の形態や進め方があると思いますので、ぜひお早めにご相談ください。オンラインでのヒアリングを受付中です。

さて、本日は、私が子供の頃から気になっていた件です…

舞台稽古で「とりあえず動いて」はよく使われる言葉です

舞台の稽古場では、
とりあえず動いてみよう
一回通してみよう
という言葉が、自然に交わされます。

試すこと自体が悪いわけではありません。

もちろん、実際に動いてみないとわからないことがたくさんあるのも事実です。しかし、
問題になるのは、判断軸が共有されないまま、その状態が続くことです。

「とりあえず動いて」が連続すると、稽古は進みにくくなります

動いてみて
直して
また動く。

一見、前に進んでいるように見えても、
同じところを行き来しているだけ、ということは少なくありません。

何より、いつまでやればいいのかわからない。

ちょっとやってみてが、あと何回あるのか。

立場によっては、なかなかそういった疑問を言葉にすることが難しい場面もあります。

動きが整理されないまま繰り返されると、
俳優は毎回違う条件で立ち上がることになり、
再現性が育ちません。

と同時に、ケンカなどのアクションを伴う心ではそういったことを振り付けなしにやる事は少ないのではないでしょうか。

舞台は同じ動きを何度も上演します

舞台は一度きりでは終わりません。
同じ作品を、同じ構造で、何度も上演します。

さらに、
劇場が変わる
客席の高さや奥行きが変わる
見切れが生じる
といった条件の変化も起こります。

そのたびに
その場で調整する
という対応を重ねていくと、
全体の構造は少しずつ崩れていきます。

何より当日、心配が多いです。うっかりが原因の事故も…

こういった点も、殺陣やアクションと同じように想像していただけると間違いがありません。

動きが整理されていないと、演出意図が伝わりません

舞台における動きは、
表現であると同時に、情報でもあります。

どこを見せたいのか
どこで関係性が変わるのか
どの距離感が必要なのか。

これらが整理されないまま
とりあえず動くことが続くと、
演出意図は曖昧になっていきます。

私は演出の邪魔をするのではなく、より演出や演技を安心してチャレンジできるものに、さらにのびのびしていただくためのインティマシー・ディレクター(コーディネーター)の専門だと考えております。

振付は制限ではなく、土台になります

振付という言葉に、
自由を奪う
型にはめる
という印象を持つ方もいます。

しかし実際には、
動きが整理されているからこそ、
俳優は安心して芝居に集中できます。

毎回同じ条件が用意されていることで、
感情や関係性の変化を、
より精度高く表現できるようになります。

だからこそ、例えばオーディションの段階からご相談いただく、企画の段階からお声掛けいただければよりスムーズになるのです。

インティマシーの場面では影響がさらに大きくなります

接触
距離
身体の向き
位置関係。

舞台のインティマシーの場面は、
繰り返し上演されるからこそ、
動きの整理が不可欠です。

とりあえず動いて
その場で調整する
という状態が続くと、
俳優の負担は確実に積み重なっていきます。

また、公演が1週間、1ヵ月と続けば、プロであっても、多少の体調も変わるでしょう。

こういった時、ただ気合や気持ちだけで乗り切るということは難しいです。

専門家が入ることで稽古の質は変わります

専門家が入ることで減るのは、
迷い
場当たり的な修正
不必要な緊張です。

増えるのは、
再現性
判断の速さ
俳優の集中力です。

演出を邪魔するためではありません。
演出を安定して成立させるための整理です。

私自身、20年以上演技指導してきて、多くの俳優や歌手の方から様々なお言葉を聞きました。

また、私自身も、舞台のリハーサルで接触がある時、ドギマギしたこと、誰にも悪気はなかったけれど、周囲を不快にさせていたこともあったのではないかと感じています。

何より、自分自身も、いまだに不思議だったシーンというのはあります…

稽古前や準備段階からの相談が可能です

企画段階
台本段階
稽古前。

まだ動きが決まっていない状態でも、
オンラインでのヒアリングが可能です。

特にオーディションでの言葉遣いの統一、事前の合意の取り方など、お役に立てる場面が多いと、監督や演出家の方からお言葉をいただいております。

英語でのオンラインミーティングにも対応しています。

インティマシー・コーディネーター(ディレクター)として

インティマシー・コーディネーター(ディレクター)
IDC Intimacy Directors and Coordinators 認定
演技コーチ・ムーヴメント専門家。

演技指導歴20年以上。
舞台、ミュージカル、オペラなど、
俳優の身体と表現を扱う現場で活動してきました。

感情論や勢いではなく、
再現可能な動きとして整理することで、
舞台が安定して続いていく環境づくりをサポートしています。

お問い合わせ

kaoru@intimacydirector.j
https://intimacydirector.jp

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迷ってらっしゃる方の参考になれば幸いです。

インティマシー=性愛シーン?それだけではありません

Kaoru Kuwata

演技指導歴20年以上。ムーヴメント専門家・アレクサンダー・テクニーク指導者としても、プロの俳優や歌手、ダンサーの身体表現を幅広くサポート。 現在は、ニューヨークでの実地研修を経て、IDC認定インティマシー・コーディネーター(ディレクター)としても活動中。 舞台・映像・教育現場など、多様な現場における“演出の意図”と“俳優の安心”を両立するため、動きの整理と振付を通して現場を支えています。 ブログでは導入事例や現場での変化も発信中です。 映画監督・演出家・俳優の皆様に向けたお役立ち情報をシェアしています。現場に必要かどうか、まずはご相談ください。

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