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ちょっと一回見させて、が映像現場で難しい理由

IDC認定、インティマシーコーディネーター(ディレクター)鍬田かおるです。

早速、2026年、2027年のの舞台や映像のご相談も受付中です。

ご相談のお問い合わせフォームは長文でも大丈夫です、オンラインのヒアリングもありますので、構えずにどうぞ。

さて、本日は、私も小学生の頃から気になっていた、一見ポジティブなようで、実は厄介な点です。

とりあえずやってみる、が通用しにくいのが映像の現場です

映像の現場では
ちょっと一回見させて
とりあえず動いてみて
という言葉が使われることがあります。

スピード感があり、柔軟で、現場に慣れている印象もあるかもしれません。
けれど映像の場合、この進め方が結果的に時間と集中力を奪うことも少なくありません。

そうなんですよね、実際に動く、特に繰り返す俳優部の負担が大きいこと。

カメラは細部を逃しません

映像では距離、角度、触れ方、身体の向き、視線の流れまで
すべてが記録されます。一度撮影されたものは、後から拡大され、編集され、何度も再生されます。

だからこそ、方針が曖昧なまま探る形の調整は、思っている以上にリスクを含みます。

また、どうしても実際に接点がある絵がほしいこともあるでしょう。

その際、舞台のように、目の錯覚を利用するだけでは、難しい場合も。

探りながら進むほど、判断の時間が増えていく

とりあえずやってみて、違ったら直す。
一見すると合理的ですが、実際には
三回探って、三回直して、結局最初に戻る
ということが起こりがちです。

そのたびに俳優は不安になり、現場の判断は遅れ、時間だけが過ぎていきます。
映像の現場では、ゆっくり一か月稽古することはほとんどありません。

判断にかかる時間そのものが、最大のロスになります。

もちろん、その実験精神には、価値があり、そのプロセスで発見することもあるのですが、

そのためにも前提を整理しておく事は重要ではないでしょうか?

インティマシーの場面では、影響がさらに大きくなります

キス、接触、距離、身体の位置関係。
インティマシーの場面は、感情の話、人間関係の縮図でありえると同時に、動きの設計の話でもあります。

一度やってみましょう、という進め方は
俳優の不安を増やし、やり直しを前提にした空気を生みやすくなります。

当事者の立場であるからこそ、曖昧になってしまう部分も…

結果として、表現の質も集中力も信頼も下がってしまうことがあります。

事前に判断軸があると、現場は止まりません

動きが整理され、判断軸が共有されていると、現場の進み方は大きく変わります。

何を確認し
どこまで許容し
どこから修正が必要なのか。

それが事前にわかっているだけで、俳優は安心して動けます。
結果として撮影はスムーズに進み、演出の意図もより明確に画に残ります。

専門家が入ることで減るもの、増えるもの

専門家が入ることで減るのは
迷い、やり直し、現場の緊張です。

増えるのは
判断の速さ、再現性、俳優の集中力です。

演出を制限するためではありません。
演出を成立させるための整理です。

撮影前、準備段階からのオンライン相談が可能です

企画段階、台本段階、キャスティング前、撮影前など
まだ何も決まっていない状態でも、オンラインでのヒアリングが可能です。

英語でのオンラインミーティングにも対応しています。

IC/ID Support in English is available!

インティマシー・コーディネーターとしての立場

インティマシー・コーディネーター(ディレクター)
IDC Intimacy Directors and Coordinators 認定
演技コーチ・ムーヴメント専門家

演技指導歴20年以上。
映画、舞台、ミュージカル、オペラなど
俳優の身体と表現を扱う現場で活動してきました。

感情論や勢いで進めるのではなく
演出意図を尊重しながら
再現可能な動きとして整理することを専門としています。

現場が止まらないための
事前整理と判断軸づくりをサポートします。

お問い合わせメールもございます。
kaoru@intimacydirector.jp

他にもこのような記事を公開しております。

必要な方に届けば幸いです。

「研修済」で守れるほど、現場は単純じゃない。 ハラスメント対策の“その先”に必要な視点とは?

Kaoru Kuwata

演技指導歴20年以上。ムーヴメント専門家・アレクサンダー・テクニーク指導者としても、プロの俳優や歌手、ダンサーの身体表現を幅広くサポート。 現在は、ニューヨークでの実地研修を経て、IDC認定インティマシー・コーディネーター(ディレクター)としても活動中。 舞台・映像・教育現場など、多様な現場における“演出の意図”と“俳優の安心”を両立するため、動きの整理と振付を通して現場を支えています。 ブログでは導入事例や現場での変化も発信中です。 映画監督・演出家・俳優の皆様に向けたお役立ち情報をシェアしています。現場に必要かどうか、まずはご相談ください。

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